横浜お灸研究室 関元堂

横浜市のお灸専門 関元堂

丹田の研究

貝原益軒の養生訓では「臍の下三寸を丹田という。腎臓の動気と言われるものはここにある。『難経』という医書に『臍下腎間の動気は、人の生命なり、十二経の根本なり』と書かれている。ここは生命の根本が集合している。気を養う術は、常に腰を正しくすえて真気を丹田に集め、呼吸を静かにし荒くせず、事をする時は胸中から何度も軽く気を吐きだして、胸中に気を集めないで丹田に気を集めなければならない。こうすれば気は上らないし、胸は騒がないで、力が養われる。とにかく技術を行うもの、とくに武士はこの法を知らなくてはならない。また道士が気を養い、僧が坐禅するのも、みな真気を臍の下に集中する方法である」と説いています。