横浜お灸研究室 関元堂

横浜市のお灸専門 関元堂

丹田の研究2

丹田とは道教の用語であり、エネルギーの中心となる場所です。

 

 

丹田には、額にある上丹田、胸にある中丹田、臍下三寸にある下丹田があります。

 

 

丹田の位置する場所は、臍から恥骨結合の間で、臍下三寸、身体を上下に貫くラインの前方となり、小腸が存在し、その奥には、骨盤内蔵器、下肢、卵巣や精巣などの性腺、腎臓などに心臓からの血液を送る腹大動脈や、それらから逆に心臓に血液を送り返す下大静脈という大血管も存在します。

 

 

また、その両側には下半身と上半身をつなぎ、骨盤のインナーマッスルとして腸腰筋が存在します。

 

 

 

腸と脳は密接な関わりがあるとされています。

 

 

脳にあるセロトニンをはじめとする神経伝達物質は、腸にもほぼ存在していることがわかっていますし、腸脳ホルモンと言って、腸と脳は血液を介して密接に連絡していることもわかっています。

 

 

発生学的にみても進化の過程で腸菅から脳ができています。

 

 

腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)は、人の身体運動の中で最も強力な働きを行う股関節と、体幹の中心である胸椎下部・腰椎など脊柱に繋がっています。