横浜お灸研究室 関元堂

横浜市のお灸専門 関元堂

免疫力とお灸

免疫機能を考えた場合、リンパは無視できない。

 

東洋医学的にはリンパは三焦、脾などが関係しているようである。小腸も関係があるだろう。

 

胸腺は特に重要である。

 

温灸器と薄手のタオルを使って、胸骨を温めることは可能である。

 

鎖骨の根元を同様の方法で温めることも有効である。リンパ系の治療になる。肩こりの改善にもなる。

 

鎖骨の根元は視覚と関係しているという話を聞いたこことがある。

 

 

胸腺に関しては任脈と、鎖骨の根元に関しては、腎経、胃経、脾経などと関係がある。腎、脾ともに免疫と関係があると思っている。

 

免疫といえば、腎の照海のお灸も効果的で、このお灸がうまくいってると鎖骨の根元まで気が響く感覚があるらしい。鎖骨の温灸が難しい場合は代替法として使ってみる価値はありそうである。

 

胸腺の温灸は効果はあるが、面倒な場合は任脈で代替する方法もあるだろう。乳び管のお灸である。場所は中脘または上脘である。

 

乳び管のつまりを解消することはかなり効果がある。このつまりは実反応でもあるが、実際は虚実混合反応が多いと思う。

 

古書では中脘は200壮のお灸が必要ともいわれているらしい。

 

中脘、気海、関元は多壮灸のほうが個人的には好みではある。

 

 

鎖骨のズレが冷え性につながるという話を聞いたこともあるが、腎経の関わりから納得できる。た

 

だし鎖骨がズレている人は結構いるし、そのズレは治らないことも多い。左右差が大きく出ていることもある。鎖骨骨折の有無は脊柱の歪みがある場合は重要だと思う。

 

リンパ管と鎖骨は関係があるようだ。ここは体液や気が構造上、つまりやすい部位でもあると思う。

 

ただし、直接的な刺激は過剰になりがちで注意が必要かもしれない。